結果がすべてというのがイタリアサッカー界だ。正しい運営だったのか、答えはピッチで示される。

 クラウディオ・ロティート会長率いるラツィオは、小さくない批判を浴びせられている。3か月という短期間にマウリツィオ・サッリ、イゴール・トゥドールと相次いで監督が辞任。鎌田大地は1年で去り、フェリペ・アンデルソン、ルイス・アルベルトと、近年の顔だった選手たちも移籍している。

 レッチェやヴェローナを残留に導いたマルコ・バローニを新監督に招へいしたが、近年のサイクルから大きく方針を変えて臨む来季に向けて心配する声は後を絶たない。ウルトラスは6月14日にクラブに対する抗議活動を行うと言われている。
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 アルベルト・アッバーテ記者は、『Radiosei』で「ラツィオはこの夏のギャンブルをほぼすべて当てる義務がある」と、新シーズンに向けた体制づくりは失敗が許されないとの見解を示した。

「多くの人と同じく、私も昨夏よりも金銭的リソースが少ない夏にこのスカッド変更のプロセスが行われることを心配している。未知数のことが多い。昨夏のセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチを含め、ラツィオはすでにクラブの歴史をつくった3人の重要な選手たちを手放した」

「トゥドールと続けていれば、直近3年の移籍市場での動きにも関係する技術的な改革が行われるところだった。この点で、彼を選んだクラブの選択が間違っていたんだ。真の過ちは、サッリが求めていた昨夏に改革しなかったことだろう」

 ラツィオはチーロ・インモービレやルイス・アルベルト、ミリンコビッチ=サビッチ、フェリペ・アンデルソンらを軸としたチームからの改革をうまく進められるのか。クラブの手腕が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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