6日に予定されていたチャンピオンシップ(イングランド2部)第36節のサウサンプトンvsプレストンが開催延期となったようだ。6日、イギリスメディア『スカイ』などが伝えている。


 ここまでのリーグ戦で21勝7分7敗を記録し、勝ち点「70」の4位につけているサウサンプトン。1試合未消化ながら昇格圏まで8ポイント差で迎えた今節は、本拠地『セント・メリーズ・スタジアム』で9位のプレストンを迎え撃つ予定となっていた。


 そんななか、試合の数時間前にスタジアム脇の工業施設倉庫で火災が発生。地域住民に対して避難が勧告されるなどの被害が起きており、地元当局や救助隊との協議の結果、試合延期の決定が下されたという。イギリス紙『デイリー・メール』によると、火災により壁は崩れ始め屋根は崩落している模様。スタジアム周辺の通行止めは依然として続いており、消防団が消火活動を続けているようだ。


 今回の事態にあたり、サウサンプトンはクラブ公式サイトにて、「私たちは、プレストンとEFL(チャンピオンシップ)の協力に感謝しており、ファンが感じるであろう失望を理解しつつも、両クラブのサポーターとスタッフの安全を第一に考える必要性を理解してくれることを願っている」と声明を発表。「試合は新たな日程に延期され、その日程は追って発表される予定であり、今夜の試合のチケットはすべて再調整された試合で有効となる」と伝えている。