アーセナルに所属するノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアが、チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝への意気込みを語った。7日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。


 2016−17シーズン以来の参戦となった今大会は、PSV、RCランス、セビージャと同居したグループBを4勝1分1敗の成績で首位通過し、決勝トーナメントに駒を進めたアーセナル。迎えたラウンド16ではポルトに先勝を許すも、本拠地『エミレーツ・スタジアム』でのセカンドレグで2戦合計スコアを1−1とし、その後のPK戦を制して14年ぶりのベスト8進出を決めた。


 準々決勝で激突するのはバイエルン。過去の対戦成績では3勝2分7敗と大きく負け越しており、直近で行われた2016−17シーズンのCL・ラウンド16では2戦合計2−10という衝撃的なスコアで敗れている。また、今シーズンからはアーセナルの“天敵”とも言えるイングランド代表FWハリー・ケインが在籍。かつてノースロンドンの“宿敵”トッテナムに所属していた30歳は、アーセナルと過去に対戦した公式戦19試合で14ゴール3アシストをマークしている。


 “絶対的司令塔”、そしてキャプテンとしてアーセナルを牽引しているウーデゴーアは、今シーズン不安定な戦いが続き、ブンデスリーガ12連覇達成が絶望的となっているバイエルンについて「彼らはリーグで奇妙な成績を収めているし、僕たちもそれを見てきた。しかし、チームのクオリティを見れば、彼らが非常に強く、個々の能力に優れた選手たちが揃っていることがわかる」とコメント。その上で、“天敵”ケインとの対戦については次のように語った。


「もちろん彼のことはリスペクトすべきだと思うが、同時に誰も恐れるべきではないと思うよ。僕たちは自分自身とチームのクオリティーに集中しなければならない。彼は間違いなく良い選手だ。僕は何度か対戦したことがあるけど、ボックス内でのクオリティーを持っているし、連携面でも非常に優れている」


 本拠地でのファーストレグは日本時間10日の午前4時にキックオフされる。ウーデゴーアは「厳しい戦いになるだろうが、僕たちは準備できているよ」と自信をのぞかせた。