2024明治安田J1リーグ第8節の8試合が13日に行われた。


『国立競技場』ではFC町田ゼルビアとヴィッセル神戸が激突。王者・神戸は山内翔のプロ初ゴールで先制すると、89分に武藤嘉紀が豪快な一撃でリードを広げる。試合終盤に1点を返されたものの、逃げ切った神戸が町田に今季2敗目をつけた。


 サンフレッチェ広島は敵地でアビスパ福岡と対戦。22分に福岡の先制を許したものの、直後にコーナーキックから佐々木翔が試合を振り出しに戻す。しかし、福岡の泥臭い守備に阻まれて逆転の1点は奪えず、1−1のドローに終わった。


 そして、セレッソ大阪はレオ・セアラの3試合連続となるゴールを守り抜き、川崎フロンターレを1−0で撃破。勝ち点を「18」に伸ばしたC大阪は、勝ち点「16」の広島と町田をかわして単独首位に浮上した。


 J1で16年ぶりに実現した“東京ダービー”は、東京ヴェルディが28分に見木友哉のPK成功で先制すると、33分には染野唯月の見事なボレーシュートがさく裂し、ホームチームが2点を先行する。FC東京は2点を追いかける展開で43分に退場者を出し、窮地に追い込まれる。それでも、68分に遠藤渓太がカウンターを仕上げて1点を返すと、GK波多野豪も好セーブ連発で可能性を繋ぐ。そして試合終了間際、ペナルティエリア手前から遠藤が繰り出したミドルシュートがゴールに突き刺さり、FC東京が土壇場で追いつき2−2で決着した。


 横浜F・マリノスは湘南ベルマーレとの“神奈川ダービー”で2−2のドロー。21分に初先発の塩貝健人がJ1初ゴールで先制点を挙げたものの、41分に追いつかれる。48分にはナム・テヒもJ1初ゴールを挙げて勝ち越した横浜FMだったが、終盤に再び追いつかれ、連勝を逃した。湘南は連敗を「3」で止めた。


 ジュビロ磐田との“東海ダービー”に臨んだ名古屋グランパスは、8分に倍井謙のJ1初ゴールが生まれて先制。その後、倍井が退場して数的不利となったものの、10人で1点リードを守り抜き、5戦負けなしとなった。


 鹿島アントラーズはルーキー濃野公人が終盤にJ1初ゴールを挙げ、京都サンガF.C.を撃破。3試合ぶりの勝利を挙げた。北海道コンサドーレ札幌はアルビレックス新潟に追いつかれて1−1のドローとなり、連勝とはならなかった。


 今節の試合結果と暫定順位表、次節の対戦カードは以下のとおり。


◆■第8節

▼4月12日(金)

柏レイソル 1−0 浦和レッズ


▼4月13日(土)

横浜F・マリノス 2−2 湘南ベルマーレ

アルビレックス新潟 1−1 北海道コンサドーレ札幌

ジュビロ磐田 0−1 名古屋グランパス

アビスパ福岡 1−1 サンフレッチェ広島

鹿島アントラーズ 1−0 京都サンガF.C.

FC町田ゼルビア 1−2 ヴィッセル神戸

セレッソ大阪 1−0 川崎フロンターレ

東京ヴェルディ 2−2 FC東京


▼4月14日(日)

15:00 ガンバ大阪 vs サガン鳥栖


◆■暫定順位表

※()内は勝ち点/得失点差


1位 C大阪(18/+7)

2位 広島(16/+9)

3位 町田(16/+4)

4位 神戸(14/+7)

5位 横浜FM(14/+3)

6位 鹿島(13/+2)

7位 柏(13/+1)

8位 名古屋(13/0)

9位 FC東京(12/+1)

10位 浦和(11/+1)

11位 福岡(10/−1)

12位 磐田(9/0)

13位 G大阪(9/−1)

14位 新潟(9/−2)

15位 東京V(8/−1)

16位 川崎F(7/−1)

17位 湘南(6/−5)

18位 京都(6/−5)

19位 札幌(5/−11)

20位 鳥栖(4/−8)


◆■第9節の対戦カード

▼4月20日(土)

14:00 札幌 vs 広島

14:00 横浜FM vs 柏

14:00 京都 vs 新潟

14:00 鳥栖 vs 鹿島

15:00 湘南 vs 神戸

15:00 福岡 vs 磐田

16:00 浦和 vs G大阪

16:00 川崎F vs 東京V


▼4月21日(日)

15:00 FC東京 vs 町田

15:00 名古屋 vs C大阪