マンチェスター・ユナイテッドがパリ・サンジェルマン(PSG)所属のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテに関心を寄せているようだ。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 2023−24シーズンはFAカップを制覇したものの、プレミアリーグではクラブ史上ワーストの敗戦数と失点数を記録し、8位に低迷したマンチェスター・ユナイテッド。戦力拡充に向けて、今夏の移籍市場ではストライカーとセンターバック(CB)の補強に動くと見られており、ボローニャ所属のオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーやエヴァートン所属のイングランド代表DFジャラッド・ブランスウェイトらへの関心が明らかになっている。


 報道によると、ストライカーやCBと比較し優先度は低いものの、マンチェスター・ユナイテッドは守備的MFの補強も検討しているとのこと。2022年夏に加入し、ボランチの主軸として活躍してきたブラジル代表MFカゼミーロに今夏の退団の可能性が浮上していることから、後釜となり得る選手の動向を注視しているという。現時点でオファーは提示されていないものの、ウガルテがクラブ内部で評価されており、交渉への最初のアプローチが行われたようだ。


 現在23歳のウガルテは母国のCAフェニックスでプロデビューを飾り、ポルトガルのファマリカンを経て、2021年夏にスポルティングへ完全移籍加入。同クラブでは公式戦通算81試合に出場し、在籍2年目は日本代表MF守田英正ともプレーした。昨年夏にはPSGへ移籍し、2023−24シーズンは公式戦37試合に出場し3アシストをマーク。2021年9月にデビューしたウルグアイ代表でも中盤の主軸として活躍している。


 なお、昨年夏に推定5100万ポンド(現在のレートで約100億円)でウガルテを獲得し、2028年6月末までの契約を締結したPSGだが、移籍金の大半の回収が見込める場合には、他クラブからのオファーを検討する可能性もあるという。