第106回全国高校野球選手権福岡大会が29日、北九州市民球場で開幕した。九州国際大付は、新監督と大会3連覇への戦いがいよいよ始まる。開会式に臨んだ主将のエース左腕、田端竜也投手(3年)は「ゼロで抑えることを目標に、大量失点しないで勝ちにつなげていきたい」と引き締めた。春先から球速は2キロアップの142キロ。奪三振の決め球スライダー、チェンジアップなどのキレも増し、快投が注目される。

昨夏限りで元プロ楠城徹監督(73)が、14年から率いた同校指揮官を勇退した。昨秋新チームから、コーチから昇格して後を継いだ元楽天、ヤクルト外野手の楠城前監督長男、祐介新監督(40)とともに聖地を目指す。田端主将は「(新監督が)初めての夏なので、しっかり優勝して甲子園に行きたい」と意気込んだ。