実は道内の月別の火災件数を見ると、4月が最も多いんです。
4月は空気が乾燥して風が強いことなどから、被害も大きくなりやすいということで、防ぐためには「早めの消火」が重要になります。


消火器の使い方、自身ある!? もしもに備えて準備したい消火器の使い方と確認事項

ようやく春真っ盛りとなってきた北海道。
街中の雪も解け、心地よい気候となってきましたが、一方で空気が乾燥しやすい季節。

さらに、風も強いこの時期は火災が発生しやすいって、知っていましたか?


案外よく知られていない!?消火器の使い方をおさらいしよう

そこで知っておかないといけないのがコチラ、(消火器手持ち)「消火器」の使い方。

最近は、家庭用の小さいサイズではホームセンターなどで数千円で販売されています。

消火器を使う時の基本の手順は大きく3つ!

手順は「安全ピンを抜く」「ホースを持つ」「レバーを握る」です。

①安全ピンを抜く
てっぺんに付いている黄色の安全ピンを抜きます。

②ホースを持つ

側面にしまわれたホースを抜き取り、しっかりと持ちます。

この時、先端部分を持つことで、噴射後にホースを制御しやすくなります。この時、先端部分を持つことで、噴射後にホースを制御しやすくなります。

③レバーを握る

レバーを握れば消火剤が吹き出します。火元に少しずつ近づきながら、当てる場所を左右に振って消火してください。

一点を狙うだけでも効果はありますが、火は横に燃え移っていくので、周りを濡らすことで延焼を防ぐ効果もあるためホウキを掃くように左右に揺らして消火していきます。

実際に消火剤を噴出させるときは激しく吹き出しますので、ホースの先端をしっかり持って消火していきましょう。

自宅の消火器は大丈夫?「使用期限」を確認

もうひとつ消火器で知っておいた方がいいのが「使用期限」。

どんな消火器にも必ず表記されている使用期限。
業務用の消火器だと製造から「10年ほど」、住宅用の消火器だと「5年ほど」で期限が切れます。

期限を過ぎた状態で使用するといざという時に「消火剤が出ない」ことや、さらに長年放置していると「破裂」する恐れもありますので、使用期限が切れた消火器はホームセンターなどで買い替えてください。また消火器は家庭ごみとして処分ができません。消火器リサイクル推進センターがリサイクルを行っているので、下記ウェブページから処分方法を確認しましょう。

消火器リサイクル推進センター:https://www.ferpc.jp/disposal/help/

悪質な訪問販売に注意!

消防署をかたった悪質な消火器の訪問販売も多発しています。

消防署が消火器の訪問販売をすることはありませんので、購入や買い替えは信頼できる場所で行って下さい。