2024年9月、スパイラルホール(東京)、近鉄アート館(大阪)にてモチロンプロデュース『ボクの穴、彼の穴。W』が上演される。この度、メインビジュアル&公演詳細などが解禁となった。また、特設ホームページも開設された。

本作は松尾スズキが初めて翻訳したフランスの童話作家デビッド・カリ著・セルジュ・ブロック絵『ボクの穴、彼の穴。』(千倉書房)の絵本が原作の二人芝居。

戦場に残された敵対する二人の若い兵士。今日も向こうの穴では、敵(彼)がボクに銃を向けている。孤独に苛まれ、星空に癒され、幾度も限界を迎えながら、やがて「彼」を知ることで、勇気をもって新たな未来へと踏み出す希望の物語。舞台は戦場だが、この作品にはユーモアと人間の根源的な優しさが満ち溢れている。

(左から)上川周作、井之脇海、窪塚愛流、篠原悠伸

(左から)上川周作、井之脇海、窪塚愛流、篠原悠伸

今回、翻案・脚本・演出を務めるのはノゾエ征爾。出演には、井之脇海・上川周作ペアの<ボクチーム>、窪塚愛流・篠原悠伸ペアの<彼チーム>。2チームWキャストで上演する。2チーム交互に上演することで、それぞれの俳優の魅力がより鮮明になり、それぞれ違う魅力を放つだろう。


解禁となったメインビジュアルはGUCCI、資生堂、をはじめ、あらゆる分野とのコラボレーションを行うヒグチユウコの描き下ろし。繊細なタッチで描かれたキャストのイラストは、ヒグチユウコならではの幻想的、かつ、魅惑的な世界を感じさせる。裏面は、穴から表に出ようとするキャスト写真で表面とリンク。表裏一体のビジュアルは、”ボク“と“彼“の在り方を表している様にも見える。


また特設HPでは、チラシにも掲載された、ヒグチユウコ作画のキャストイラストや、その表裏一体の写真なども使用し、作品の世界を表現。特設ホームページでは、作品のスポット映像やキャストの動画コメントも公開される。