コスプレパフォーマンスユニット「みおまよ」が8月3日に愛知県名古屋市で行われるコスプレ世界一決定戦「ワールドコスプレチャンピオンシップ2024」に日本代表として出場する。「世界コスプレサミット2024」の会期中に行われるビッグイベントで、3月の日本代表選考会で「NARUTO」の主人公うずまきナルトの尾獣「九喇嘛(くらま)」と、宿命のライバルうちはサスケによる最強の術「須佐能乎(すさのお)」をねぶた祭に着想を得て、表現した。2人がコスプレの魅力や夢、本番への抱負をアツく語った。

 まめまよさんとみおしさんはそれぞれ学生時代の友人に誘われて「NARUTO」のコスプレを始め、夢中になっていくうちにコスプレの衣装やパフォーマンスでライバルと競う「競技コスプレ」の世界に足を踏み入れた。

 まめまよ「私はコスプレをスポーツだと思ってやってるところがあります。C―スポーツ!?って呼ぶのもキャッチーかもしれませんね。苦手な人は結構いるかもしれませんが、私は競技コスプレが凄く大好きなんです。コスプレを通じて、自分の技術やパフォーマンス、知識を競い合うということで実力を試すことができます。そして、そこで競い合ったライバルであっても、いつか一緒にコスプレしようねって互いを認め合うことができる。今でも高め合う仲間はたくさんいます。今回のパフォーマンスをやるにあたって相談した中には元々ライバルだった子もいました。コスプレに人生をかけてる人と長く友達や仲間でいられるっていうのは魅力ですね。同時にこうも思うんです。〓これってもうスポーツじゃん!!〓って。だからこそ、競技コスプレの良さを私はもっと広めていきたい。私にとって趣味であり、スポーツでもある競技コスプレにこれからも人生をかけていきたい」

 みおしさんがいつかやってみたい作品は「コードギアス」シリーズに登場するロボット「ナイトメアフレーム」だと瞳を輝かせる。

 みおし「まだロボットは作ったことがないんですが、ちゃんと人が入って動けるものを作る夢はあります。特に初めて触れたロボット作品がコードギアスで、銃や剣を使うだけでなく、何がいいかって体術を使って戦うところがいいんですよ。戦い方がすごいスマートでかっこよくてスタイリッシュ。動きも機敏だし、機体によって表情が変わってくるからめちゃめちゃかっこいい」

 コスプレ愛があふれ出した1時間のインタビュー。2人は8月の世界大会に向けて、日本代表としてアツく抱負を語って締めくくった。

 2人「全体的にもう少し海外の人にも見やすくなるようにパフォーマンスをブラッシュアップしていきたい。明るく楽しく。日本のお祭りや芸能を感じられる演出にしていきたい。九喇嘛と須佐能乎の〓ねぶた〓も初めて扱うもので、まだ選考会の時は仲良くなりきれていなかったのが反省点です。原作でも、ナルトと九喇嘛って仲良くなるのにすごい時間がかかるんですよ。だから、私たちもチャンピオンシップの時には最終回の時のナルトと九喇嘛のように〓ねぶた〓と共鳴して頑張りたい。それと、須佐能乎もサスケにとってはイタチ兄さんの形見なので、全力で扱いこなせるようにしていくつもりです。本番では全部を扱いこなして、支えていただいた皆さんに恩返しできるような結果を残したいと思っています」

 本物のねぶた祭りが青森市で開催中の8月3日に行われる本番。「みおまよ」が名古屋を舞台に盛大な祭りで世界を驚かせるはずだ。