関西テレビ(カンテレ)は19日、大阪市内の同局で社長会見を開催。新しい代表取締役社長に就任した前フジテレビ専務の大多亮氏(65)は会見で「カンテレには伸びしろしかない。やるべきことをやれば」と意気込みを語った。

 この日の株主総会、取締役会で正式に就任が決まった大多新社長は早大卒業後の81年にフジテレビに入社。「東京ラブストーリー」(91年)、「101回目のプロポーズ」(91年)、「愛という名のもとに」(92年)など大ヒットドラマを手がけた名プロデューサーとしても有名。12年からフジテレビの取締役などを務めた。

 新社長の内示を受けてから1カ月間、大多社長はカンテレについて自身で調査。元々、同局制作のドラマについても高く評価しており、役員、社員からも「ビジネスへの積極性を感じる方が多い」と期待を寄せる。

 大多社長は「ヒットこそすべて。コンテンツ産業はヒットを作ることがすべて。(番組の)視聴率を上げること」に主眼を置く。ただ、自身の得意分野であるドラマ制作については「口出すと嫌がられるでしょう」と自重する構え。「脚本、プロデュース、演出とハイレベル。エンタメ性の高いドラマをガンガンやってほしい。(ドラマの)リメイクも」と後押ししていくつもり。さらにインターネット、AIをどれだけ活用していくか。「日本一イノベーティブな会社に」と先頭を切って同局の躍進を模索していく考えだ。

 また、前相談役の福井澄郎氏(76)が代表取締役会長に就任した。