女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は30日、第26話が放送される。

 <※以下、ネタバレ有>

 第26話は「いけにえの姫」。災害が続く都を、またも大地震が襲う。まひろ(吉高由里子)は夫となった藤原宣孝(佐々木蔵之介)の財で家を修繕し、生計を立てていた。藤原道長(柄本佑)は安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)から進言される。この天変地異を治めるには、道長の娘・藤原彰子(見上愛)を入内させるしかないと。心労から体調を崩した一条天皇(塩野瑛久)は、譲位して定子(高畑充希)と暮らしたいと行成(渡辺大知)に相談し…という展開。

 次回予告。藤原詮子(吉田羊)は「道長もついに、血を流す時が来たということよ」、道長は「中宮様が子をお産みになる月に、彰子の入内をぶつけよう」――。

 第25話(6月23日)、晴明が道長に放った“謎の言葉”「よいものをお持ちではございませぬか。お宝をお使いなされませ」の“お宝”は彰子のことか。

 第25話(6月23日)、晴明が道長に放った“謎の言葉”「よいものをお持ちではございませぬか。お宝をお使いなされませ」の“お宝”は彰子のことか。

 彰子役の女優・見上愛は大河ドラマ初出演。待望のデビューを飾る。

 藤原彰子は12歳にして一条天皇に入内。長保2年(1000年)、藤原道長は藤原定子を皇后、彰子を中宮とする史上初の「一帝二后」を決行した。

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛〜僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。