俳優の坂上忍(57)が30日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)にコメンテーターとして出演。9月に予定されている自民党総裁選について私見を述べる場面があった。

 番組では岸田内閣の支持率が歴史的低迷を続ける中、23日に公開されたインターネット番組の菅義偉前首相の発言の紹介。総裁選で新たなリーダーが出てくるべきではないかと問われた菅氏は「そう思う。党の刷新の考え方などを理解してもらえる最高の機会だ」と発言。派閥の裏金事件に関し「首相自身が責任に触れず今日まで来ている。不信感を持っている国民は多い」と責めたことを取り上げた。

 司会の東野幸治から「日本のトップに求めるものは?」と聞かれた坂上は「期待はしなきゃいけないんでしょうけど、顔ぶれが変わらないし、どっちにしろ、誰が総理になったって、裏で糸引いている人のほうがめちゃめちゃ強いって印象を持たれちゃっているから」と不信感を口にした。

 そのうえで「僕は今回は、小石河連合って果たして成立するのかなって」と2021年に前回の総裁選で注目された小泉進次郎氏・石破茂氏・河野太郎氏の共闘関係について触れた。

 「やっぱり麻生さんのところに河野さんがお近づきになっているようなお話もあるし、でも、やっぱり僕はこの10何年、国民のアンケートを取ったら石破さんなんですよ。だから、1回、石破さんにすりゃいいじゃん。(国民が)求めているものなんだから」と見解。それでも「石破さんは派閥も解消しちゃったし、友だちもいないから、集まらない…」と厳しい表情を浮かべた。