「第169回天皇賞・春」の1週前追い切りが行われ、栗東滞在中のドゥレッツァ(牡4=尾関)は美浦から駆けつけた戸崎を背にCWコース併せ馬。レッドアヴァンティ(5歳2勝クラス)の約3〜4馬身後方からスタートして直線は外へ。しまい強めに負荷をかけられ、6F81秒6〜1F11秒2を刻んで併入した。

 戸崎は「前に出ることはできなかったけど負荷をかけられていますし、1週前としては良かったですね。精神的にドッシリしたな、と思います」と上々の感触。昨年の菊花賞は3馬身半差をつけてV。それ以来4カ月半ぶりの前走金鯱賞は2着に敗れたが、尾関師は「今の雰囲気からすると前走はいかにも休み明け、という感じ。力みがちだったし、馬体が緩んでいた面もありましたしね」と敗因を分析しつつ、G1での本領発揮を期待した。