昨年のフジサンケイレディースで初Vを飾った神谷そら(21=郵船ロジスティクス)が、ディフェンディングチャンピオンとして川奈に戻ってきた。「キャディーさんが昨年と一緒の方で“ここ、こうだったよね”という話を昨日も(プロアマ戦の)今日もしていました。コースコンディションが、昨年とグリーンの状態が全く違うので、攻め方としては、全然違うものになるのかなという感じです」

 昨年に比べグリーンが柔らかくボールも止まりやすいという。

 「昨年の方が(グリーンは)速い印象です。昨年は順目の下りだと止まらない印象でした。でも、今年はそこまで速くない。セカンドショットも結構、突っ込んでいって、良いところが多かったので、しっかり突っ込めるようにしたいと思っています」

 今季は開幕戦で4位に入ったが、優勝争いに絡むところまではまだ届いていない。ただ、前週のKKT杯バンテリンレディースで10位に入るなど、調子は上向き。

 「まずはしっかりグリーンを攻略できるようにしたいです。ショットもどんどんギアを上げて、自分らしい攻めのゴルフを3日間貫いていけたら」と意気込みを語った。

 18日は21回目の誕生日。昨年はシャンパンをふるまわれ「自分には早いかなと思った」と話していたが、1年たっても「まだ(グラスの)半分も飲めないです。半分飲んだら寝てしまいます」と笑わせた。

 もっとも、トーナメント期間中のため特別なお祝いの予定はないという。

 「明日から試合なので、今日はご飯を食べて早く寝るという感じです」と大会に“全集中”していた。