阪神・伊藤稜投手(24)が、1年目だった22年夏以来、ブルペンで捕手を座らせて投球した。全て直球で30球。左肩痛に悩まされてきた若虎が、復帰へ向けて一歩を踏み出した。

 「(肩の状態は)完璧ではないけど、状態としては上がってきている。球自体はまだまだなので、回数を重ねてやっていきたい」

 1年目の12月に手術を行った左腕。リハビリを続け、肩の状態を上げてきた。17日には、高橋の893日ぶりとなる対外試合登板を、バックネット裏から見守った。「やっぱりすごいなと思ったので、僕も追いつけるように頑張りたい」と決意を新たにした。