◇セ・リーグ ヤクルト11ー5中日(2024年4月18日 バンテリンD)

 ヤクルトのホセ・オスナ内野手(31)が18日、中日戦(バンテリンD)で“サイクル超え”となる1試合2本塁打を放った。4安打6打点と大活躍し、「最高な日でした」と笑みを浮かべた。

 サイクル安打に王手を懸けた9回2死満塁、中日・祖父江の2球目を強振。グランドスラムを左翼スタンドに叩き込み、ダイヤモンドをゆっくり一周した。

 「強い打球を常に打つことを心がけて、たまたま入ったという感じではなかったですけど、ちゃんとスタンドに届けと願っていたら入りました」

 初回に左前打、3回には左翼への2号ソロ、5回2死一塁ではセンターへの適時二塁打を放っていた。

 2号ソロについても「とても気持ち良かった。いつも甘い球を待ってしっかりと自分のスイングができて、打った瞬間完璧でした。甘い変化球が来たので、うまく捉えられました」と振り返った。1試合2発は昨年5月2日の巨人戦(東京D)以来。

 ただ、2本塁打よりうれしかったのはチームの白星だ。「一番うれしかったのはチームの勝利に貢献できたこと。チームが勝ったことが一番大事」と連敗脱出を喜んだ。

 なお、21年からヤクルトでプレーするオスナは21年に2本、22年に2本の三塁打を放っている。

 ヤクルトは村上の2号2ラン、オスナの2号ソロ、3号グランドスラムと計3本塁打。今季同一球団での1試合3本塁打は12球団初で、セ・リーグでは初の満塁本塁打となった。