◇セ・リーグ 阪神―中日(2024年4月20日 甲子園)

 完全復調を予感させる一撃だ。阪神・大山悠輔が初回2死二塁の先制機で、先発・大野雄大から中前へ適時打を放った。

 前日19日のカード初戦では、5回にバックスクリーンへ今季1号。ここまで打率1割台と低迷していた主砲に、確かな当たりが戻ってきた。

 大山はこの日、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。中日戦の試合前、甲子園球場で報道陣に対応。権利の行使について「なかなかいい結果が出ていないですけど、今はもう、目の前の試合をしっかり全力で戦うだけ」と語った。