卓球のシングルスのワールドカップ(W杯)は20日、マカオで決勝トーナメント準決勝が行われ、男子の世界ランク9位でパリ五輪代表の張本智和(20=智和企画)は、同8位の林高遠(中国)に0−4で敗れた。

 第1セットは9−11、第2セットは一時5点をリードされる苦しい展開。6−11で続けて落とした。第3セットは序盤から先行したが中盤で逆転を許し、6−11。第4セットは1−11と完敗だった。

 相手の林は世界王者の樊振東(中国)を退けて勝ち上がってきた。

 妹の美和(15=木下グループ)は、決勝T1回戦で世界3位の王芸迪(中国)を4―1で下す大金星。準々決勝では兄とともに勝ち上がってきょうだいで4強入りを果たしていた。準決勝で世界ランク2位の王曼〓(中国)に敗れて史上最年少優勝はならなかったものの、銅メダルを獲得。最年少メダリストとなった。