サッカー男子のパリ五輪最終予選を兼ねたU―23アジア杯カタール大会は3日(日本時間4日)、ドーハのジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで行われる決勝の日本―ウズベキスタン戦で全日程が終了する。決勝を前に、今大会の地域組織委員会として会場兼技術を担当したエグゼクティブディレクターのアブドラ・アル・フェハニ氏が総括した。

 今大会は今夏のパリ五輪アジア最終予選として、先月15日に開幕し、4会場で計32試合を実施。カタールでの五輪最終予選は16年リオデジャネイロ大会以来、8年ぶり2度目となった。

 練習施設や試合会場、宿泊施設はいずれも整備されており、参加全16チームはもちろん、報道陣の移動もスムーズだった。22年W杯カタール大会での経験も生かされている。フェハニ氏は「この大会はW杯が残したレガシーを披露できた」と手応えを口にした。

 初のW杯に続き、2度目の五輪最終予選も開催できたことで、同国でさらなる国際イベントへの機運も高まる。フェハニ氏は「カタールはサッカートーナメントでも、他のスポーツでも将来的にメガスポーツイベントを開催することができる」と見据えた。