◇プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 井上尚弥<12回戦>ルイス・ネリ(2024年5月6日 東京ドーム)

 34年ぶりに東京ドームで開催される4大世界戦の公式会見が4日、横浜市内のホテルで開かれた。4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31=大橋)と挑戦者でWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)らが意気込みを語った。

 3月の会見以来、約2カ月ぶりに対面した両者。黒のサングラスに上下黒の服装に身を包み不気味なオーラを漂わせたネリ。会見後の撮影が終わると、サングラスを外して井上に握手を求めるなど友好ムードで万全をアピールした。

 ネリの一問一答は以下のとおり。

 ――コンディションは

 この試合が決まってからとても充実した日々を過ごしてきた。練習も完璧にやってきた。体重はもうリミットの中に入る。問題はない。練習は成功している。

 ――どういった試合にしたいか

 メキシカンとしての勇姿を見せたい。死を覚悟して戦いに挑んで勝者になることを確信している。井上と戦うこともよく分かっているが、KOで必ず勝つ。

 ――井上の印象は

 とてもいい選手だと思う。長年この試合を待っていた。私は誰と戦うかよく分かっている。井上は私と同じ戦士。100%素晴らしい試合をしたい。