20年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指す首位アーセナルが4日、本拠でのボーンマス戦に3―0と快勝。リーグ戦4連勝を飾り、首位の座を守った。日本代表DF冨安健洋(25)は2戦連続フル出場で勝利に貢献。積極的に攻撃参加やボール奪取で本拠サポーターを沸かせた。

 現地メディアは冨安について概ね高評価。英サッカー専門サイト「フットボール・ロンドン」(10点満点)は最高点8点のFWハバーツ、MFサカ、MFエデゴールに次ぐ7点。「冨安がまたしても左サイドバックで非常に堅実なプレーを見せた。このポジションは残りのシーズン彼に与えられるようだ」と評価した。

 イブニングスタンダード紙(電子版)も冨安に7点をつけ「3試合連続で先発出場しており、シーズン終了まで左サイドバックとしての地位を維持するはずだ。とても信頼できる堅実なパフォーマンスだった」と高評価。英スカイスポーツからも7点と上々の評価を受けた。

 一方、注目の優勝争いは暫定2位マンチェスターCが本拠でのウルバーハンプトン戦に5―1と大勝。FWハーランドが4得点するという驚異の活躍を見せ、アーセナルを勝ち点差1でピタリと追走。アーセナルより1試合消化試合が少ないため残り3試合3連勝すれば、自力でリーグ4連覇が決まる優位な状況は変わらず。決着は最終戦までもつれそうな流れとなった。

<プレミアリーグ上位3チーム暫定順位表>

1位アーセナル 26勝5分け5敗 勝ち点83 得失点差+60

2位マンチェスターC 25勝7分け3敗 勝ち点82 得失点差+54

3位リバプール 22勝9分け4敗 勝ち点75 得失点差+41