◇パ・リーグ 西武1―8ロッテ(2024年5月6日 ZOZOマリン)

 西武の中村剛也内野手(40)が史上47人目の通算350二塁打を放った。今季初の「4番・DH」で先発し、0―4の4回1死、相手先発・種市のフォークに食らいつき、右翼の角中がグラブに当てながらも捕球できず。ボールが転々とする間に好走塁で二塁を陥れた。

 球団生え抜きでは栗山(399本)に次ぐ、2人目の大記録達成に、「特にないですけど、うれしいです」と中村。9回には相手の完封を阻止する4号ソロ本塁打を放ち、「どれだけ点が離れていても応援してくださる方はいると思うし、自分のためにもいい打席にしたいと思っていたので、いいホームランでした」と振り返った。

 通算474本塁打の球団OBの田淵幸一氏(スポニチ本紙評論家)に並んでいたが、この一発でレジェンドを超えた。歴代単独11位の475号に「越えられてうれしいですし、また1本1本積み重ねていきたい」と話していた。