◇Bリーグ準々決勝 千葉J103ー93宇都宮(2024年5月13日 日環アリーナ栃木)

 Bリーグ準々決勝の宇都宮VS千葉Jの第3戦が13日に行われた。再延長戦に突入する大接戦を制した千葉Jが準決勝進出を決めた。準決勝ではA東京を下した琉球と対戦する。

 2戦先勝方式で行われる準々決勝。第1戦は今季レギュラーシーズン宇都宮に4連敗だった千葉が富樫勇樹の6本の3Pシュートを含む24得点の大活躍もあり82―70で先勝。しかし第2戦は宇都宮がギャビン・エドワーズの21得点13リバウンドの活躍で、67―58で1勝1敗のタイにした。

 千葉Jは前半から控えスタートだったクリストファー・スミスが2本の3Pシュートを含む15得点4リバウンドの躍動。その他もジョン・ムーニーが9得点3バウンドの活躍を見せて、前半は39―35とリードして折り返した。

 第3Qもムーニーと富樫の連続得点からスタートしたが、残り4分21秒に逆転を許した。その後も富樫の3Pシュートなどでチームは食らいつき、わずか1点ビハインドでこのクオーターを終えた。

 最終クオーターは4つの反則で退場ギリギリだった原が魅せた。残り3分19秒で原の3Pシュートで同点に追いつく、残り2分44秒にも連続となる3Pシュートを決めて勝ち越しに成功。その後は同点に追いつかれて、74―74で延長戦に突入した。

 延長戦でも接戦が続く中で残り1分52秒に富樫がトップからのディープスリーを決めて同点に追いつき、再延長戦に突入した。

 再延長戦でも富樫が勝ち越しに成功の3Pシュートで口火を切った。その後もチームがリードを広げると残り1分14秒で富樫がこの試合6本目となる3Pシュートを決めてトドメを刺して、大激戦を制した。

 富樫はチーム最長の47分出場、6本の3Pシュートを含む20得点をマーク。前半から躍動していたスミスは5本の3Pシュートを含むチーム最多の36得点をマークした。