サッカーの24年欧州選手権(EURO)ドイツ大会は26日に1次リーグ全日程が終了。決勝トーナメント進出を果たした16チームが出そろった。18年W杯ロシア大会準優勝のクロアチアや、バルセロナFWレバンドフスキ擁するポーランドが1次リーグで姿を消すことになった。

 1次リーグ最終日となるこの日はE、F組の4試合が開催。まずはE組は「スロバキア―ルーマニア」「ウクライナ―ベルギー」の2試合ともドローに終わり、勝ち点4で4チームが並ぶ大会史上初となる“珍事”が発生。最終的に得失点差「−2」だったウクライナが同組最下位となり敗退決定。ルーマニア、ベルギー、スロバキアが決勝トーナメントへと駒を進めた。

 そしてF組では初出場のジョージアが快挙。既に首位通過が決まっていたとはいえ優勝候補ポルトガルから歴史的な大会初勝利を記録し、同組3位での決勝トーナメント進出を果たした。一方の試合ではトルコがチェコを2―1で退け、同組2通過を決めた。

 この結果、3位突破の可能性があったA組ハンガリーの1次リーグ敗退が決定。ハンガリーも含めスコットランド、クロアチア、アルバニア、セルビア、ポーランド、ウクライナ、チェコの8チームが大会を去ることになった。また、決勝トーナメント1回戦では世界ランク2位フランスと同3位ベルギーというビッグマッチが実現した。

<決勝トーナメント1回戦組み合わせ>

スペイン(B組1位)―ジョージア(F組3位)

ドイツ(A組1位)―デンマーク(C組2位)

ポルトガル(F組1位)―スロベニア(C組3位)

フランス(D組1位)―ベルギー(E組2位)

ルーマニア(E組1位)―オランダ(D組3位)

オーストリア(D組1位)―トルコ(F組2位)

イングランド(C組1位)―スロバキア(E組3位)

スイス(A組2位)―イタリア(B組2位)