◇パ・リーグ オリックス5−3ロッテ(2024年6月29日 ZOZOマリン)

 オリックスは延長10回に杉本が決勝2ランを放ち、ロッテ戦の連敗を5(1分け挟む)で止めた。

 1点リードの8回にペルドモがソトに同点アーチを被弾。それでも、延長10回に1死二塁とし、代打の杉本が鈴木から左翼へ決勝2ラン。左翼スタンドのオリックスファンが狂喜乱舞した。

 9回2死一、三塁で登板した吉田が1球で荻野を三ゴロに打ち取り、移籍後初勝利を1球勝利で飾った。

 前夜は大雨で41分試合開始が遅れ、27分間の中断の末に7回降雨コールド負け。開始前の待機時間と中断時間に不満を爆発させ、三塁ベンチ裏で「俺らはな、(選手)30人の生活がかかっとるんじゃ!」と約5分に渡って審判団に詰め寄った中嶋監督は、「もう切り替えて、行くしかないんで」と自らに言い聞かせて迎えた一戦だった。

 前日の鬱憤を晴らす勝利で6月の月間勝ち越しを決め、ゲーム差0で並んだ楽天を勝率で上回って4位に浮上。3位の日本ハムとも2・5ゲーム差に迫った。

 ▼杉本裕太郎 ありがとうございます。最近あまり打っていなかったのでうれしいです。打席に入る前にお前が決めてこいと言われた。決めるつもりで打席に立ちました。少し崩されたが、ホームランになってよかったです。明日も打てるように頑張ります。