果敢に先手を奪った2番人気ホウオウビスケッツ(牡4=奥村武、父マインドユアビスケッツ)が後続を寄せ付けず、2馬身差で逃げ切りV。昨年2月フリージア賞以来、約1年4カ月ぶりの白星でオープン初勝利を飾った。

 昨春はダービー(6着)でも善戦した実力派。岩田康は「今日は小細工なしの競馬。逃げてつかまったら仕方ないと思って、レースを進めた。メンコ(覆面)を着けて、返し馬やゲートでも落ち着いていた。何とか次につながった。賞金も加算できたし、2000メートルも大丈夫」と笑顔だった。