日本でも人気の歌手BoAが“引退”を予告し、その余波が広がり続けている。
BoAが自ら引退を予告したなかで、ファンは所属事務所SMエンターテインメントに向けた怒りを吐き出している。
SMエンターテインメントの社屋前でトラックデモを始め、その写真がオンラインコミュニティやSNSに掲載されている状況だ。

「業務怠慢のSMも共犯だ」

オンラインコミュニティやSNSに拡散されたトラックデモの写真には、BoAの引退予告と関連し、SMエンターテインメントの態度を批判する文章が書かれていた。
「必要なときだけ理事!悪質なコメントを見ても見ないふり!業務怠慢のSMも共犯だ」「我慢できるだけ我慢した。24年目の苦痛、SMはムプル(無リプライ)対応」「BoAのキャリア、努力は捏造され、心はバラバラに引き裂かれる間、家族というSMは何をしたのか。必要なときだけ求めるのが家族なのか」「アーティストを利用するのではなく、真心で保護せよ。しっかりしろ、SM!BoA告訴専担チームを作って報告しろ」「アンプル(言論プレイ)には理事最高。悪質な書き込みにはノー関心の無対応。26年の努力に対する代価が、アーティストの放置なのか」といった内容だった。
SMエンターテインメント前のトラックデモ現場が話題となり、さらにBoAの引退が注目されている。
先立ってBoAは4月6日、自身のインスタグラムに「もう契約が終われば、引退(原文では誤字)しても良いですよね?」とコメントを残した。突然のコメントにファンは驚いたが、「引退」という単語を別の意味で解釈し、歌手を辞めるという意味の引退ではないことを切実に願った。
しかし、すぐにBoAは「私に誤字がありましたね。引退」と追加でコメントし、引退を予告した。
所属事務所が立場を発表することなしに、BoAが自ら引退を暗示させる書き込みを掲載したことで、ファンは衝撃に陥った。彼女は最近まで、ドラマ出演に新曲発表と活発に活動してきたからだ。
BoAの引退発言は2日間、様々なニュースを作りながら話題となった。BoAは4月7日、再びインスタに「私の契約は2025年12月31日までです。その時までは本当に幸せに、歌手BoAとして最善を尽くすつもりです!心配しないでください」と書いた。
引退予告を撤回したり、心境を説明したりするのではなく、あふれるイシューのなかで、ただ自分に残された契約期間を明らかにしたのだ。
つまりBoAの引退予告が現実のものとなったのだ。そのためファンは、最近まで整形疑惑や悪質コメントなどによって感情的に大変な様子を見せていたBoAの立場を代弁し、トラックデモまで強行しているわけだ。
“アジアの歌姫”が引退を予告したことで、所属事務所SMエンターテインメントに対する厳しい視線と批判が続いている。BoAが再び引退に関する立場を明らかにするのか、関心が集中している。
(記事提供=OSEN)
◇BoA プロフィール
1986年11月5日生まれ。本名クォン・ボア。1998年に兄の付き添いでSMエンターテインメントのオーディション会場に足を運び、スカウトされた。その後2年間、歌手デビューを目指して歌やダンスの練習に励む傍らで日本語と英語の特訓も行い、2000年にデビューアルバム『ID; Peace B』をリリースした。翌年には同タイトルの日本版シングルをリリースし、本格的に日本へ進出。2002年には『Listen to My Heart』でオリコンチャートを制し、一躍人気歌手となった。