エンゼルスマイク・トラウト外野手は17日(日本時間18日)、敵地でのレイズ戦に「2番中堅」で先発出場。初回の第1打席に、両リーグトップタイの今季8号本塁打を放った。チームは9回表に逆転し、5−4で鮮やかな勝利。ここまで9勝9敗と堅実なスタートを切っている。

■打線はややスケールダウンした印象も

トラウトは初回の第1打席、相手先発ザック・リッテル投手の7球目シンカーを強振すると、打球は速度105.4マイル(約169.4キロ)で右中間スタンドへ突き刺さった。これで、両リーグトップタイの今季8号本塁打。直近10試合で5本塁打とアーチを量産、打率.282、8本塁打、OPS1.053と順調な滑り出しを見せている。

一方で、放った本塁打8本のうち6本がソロで、ここまでわずか11打点に留まっている。本塁打部門でトラウトに並ぶ、ブレーブスのマルセル・オズナ外野手は23打点。打点部門でも両リーグトップに立っており、メジャー屈指の強力打線の恩恵を少なからず受けている。

大谷翔平投手が移籍し、やや小粒感が否めないエンゼルス打線だが、開幕直後に絶不調だったアンソニー・レンドン内野手がここにきて安打を量産するなど、明るい話題もチラホラ。この日も9回表に打線が奮起し、指名打者に入ったテイラー・ウォード外野手が決勝適時打を放つなど、チーム一丸となって戦っている。