ドジャース大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地でのナショナルズ戦に「2番DH」で先発出場。4打数3安打1盗塁と活躍を見せるも、チームはわずか5安打で無得点に終わり0−2で敗れた。

■今季「663打数」ペースに

大谷は第1打席と第3打席に右前打を放つと、8回2死の第4打席では中前打で出塁し今季4個目の盗塁を記録した。

今季31安打はアストロズのホセ・アルトゥーベ内野手、同僚のムーキー・ベッツ内野手と並んでメジャートップタイに。さらには、86打数でメジャー単独トップという珍しい現象も起きている。「打数」とは、打席数から四死球、犠打、犠飛、打撃妨害、走塁妨害の数を除いたものを指す。昨季までは頻繁に四球で歩かされていたため、打数がカウントされないケースも多かった。

大谷の昨季は「497打数」でメジャー全体98位タイ。今季はこのまま行くと「663打数」ペースで、安打数や本塁打数などの成績には間違いなく影響がある。大谷の前後には、ベッツとフレディ・フリーマン内野手がいるため、今後も極端に勝負を避けられる場面は少ないだろう。思わぬ副産物が、新たなタイトル獲得を後押しするかもしれない。