エンゼルスは4月30日(日本時間5月1日)、マイク・トラウト外野手が膝の半月板損傷のため手術を受けることを明かした。米各メディアが報じている。

■大谷移籍後のチームをけん引

トラウトは大谷翔平投手がドジャースへ移籍した今シーズン、29試合に出場し、打率.220、10本塁打、14打点の成績。オリオールズのガーナー・ヘンダーソン内野手と並ぶア・リーグ首位の本塁打を放ち奮闘してきた。

MLB公式サイトのロット・ボリンジャー記者が寄稿した記事によると、トラウトは4月29日(同4月30日)のフィリーズ戦で膝の半月板を断裂。近日中に手術を受ける予定であるとペリー・ミナシアンGMが明かしている。

トラウトは涙を浮かべた様子で「厳しい」とコメント。「(今は)ただイライラするだけだが、乗り越えられると思う」と言及し、「一生懸命プレーすれば、いろいろなことが起こるもの」と今を受け入れながら、今後に希望を述べている。

チームを率いるロン・ワシントン監督も「マイクがいなくなるのは寂しい」と率直な想いを明かし、「彼がこのチームでどんな存在なのかは分かっている」とその存在の大きさを明かしている。

エンゼルスは4月に4連勝を記録しながら、終盤に11試合で9敗を喫するなど厳しい状態にある。大黒柱のトラウトが離脱したなかこの逆風を乗り越えられるのか。