卓球の「WTTコンテンダー 太原」は24日、女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング8位の張本美和(木下グループ)は石洵揺(中国)と対戦。1−3で敗れ、準々決勝進出を逃した。

■1回戦は順当勝ち

張本美は1回戦は劉煒珊(中国)との戦いで安定感ある戦いを披露。2試合連続で中国勢との対戦となった。

第1ゲームは拮抗した展開になり、互いに点を取り合う。張本美は10−10のデュースから2ポイントを奪われ、第1ゲームを奪われる。第2ゲームで反撃に出たい張本美だが、このゲームも僅差の戦いにもつれ込む。終盤の重要なポイントを失い、9−11で王手をかけられる。

第3ゲームは後のなくなった張本美が、徐々にリズムを取り戻し点数を重ねる。リードを保ったまま11−5で張本美が1ゲームを奪取する。第4ゲームは、序盤の流れをつかんだかに見えた張本美だが、点の取り合いのまま終盤へ。張本美は9−10でマッチポイントを握られたなか、デュースに持ち込む。しかし、11−13でゲームを奪われ、最後は力尽きた。

張本美はこれで、ベスト8進出を決めた平野美宇(木下グループ)との“パリ五輪対決”実現はならなかった。なお、木原美悠(木下グループ)は、陳熠(中国)相手に1ゲームを失ったものの3−1で勝利しベスト8進出を決めている。