「ゴールデンカップ神戸」がオープン、92年の歴史のある日米珈琲の直営喫茶店

4/30(火) 17:27

日米珈琲(兵庫県神戸市、北浦正英代表)は4月29日、新ブランドの直営喫茶店「ゴールデンカップ神戸」をオープンした。同社は1932年に創業し、約1世紀にわたりコーヒーの卸･焙煎加工を行っている。2014年には直営店1号店の「『神戸珈琲職人』のカフェ」を開店していた。

店内は、カウンターに並ぶコーヒーサイフォンやボタン留めのソファ、レザー張りの赤い椅子でレトロモダンな空間となっている。本社1階の焙煎室で焙煎したコーヒーで、ブレンドやストレートに加え、季節で入れ替わるスペシャルティなど常時10種類以上のコーヒーを提供している。店頭ではコーヒーインストラクター2級以上のスタッフが好みを聞き、コーヒーの提案も行う。

店内の様子

フードメニューでは、日米珈琲の看板ブレンド「プレミアムブレンド」を使用した1日10個限定の「コーヒーゼリー」をはじめ、神戸ビーフを100%使用したパテの「神戸ビーフ100% ゴールデンバーガー200」やしっかりとした弾力と優しい甘みの「自家製プリン」を提供する。また、それぞれのフードメニューと相性の良いコーヒーの提案も可能だ。

1日10個限定の「コーヒーゼリー」

日米珈琲は、より消費者に直接発信できる店を作りたいという思いから、1号店のオープン10周年に合わせて「ゴールデンカップ神戸」をオープンしたという。店名の「ゴールデンカップ」は、1954年に設立した第1号商店の名前であり、創業者の笹森千五郎の直営店1号店とも同じだという。

1868年の開港以来、神戸港は多くの西洋文化を受け入れ、コーヒー文化も早くから浸透してきたという。神戸で創業した日米珈琲は、コーヒーの味にこだわるハイカラ志向の“神戸っ子”においしいコーヒーを提供するため、全てのスタッフが神戸の老舗ロースタリーにおける珈琲のプロ「神戸珈琲職人」であることを信念に、技術にこだわり時代のニーズを取り入れた味づくりに努めているとしている。

日米珈琲は2032年に創業100周年を迎える。同社は100周年に向けて基盤をより強固なものとするため、「ゴールデンカップ神戸」を皮切りにFC展開も見据えて店舗を増やし、コーヒーの魅力をより広く伝えたいとしている。