高知市にあるマンションが国が推奨するマンションの維持管理の基準を満たしているとして県内初の認定を受けました。

針木ガーデンヒルズ管理組合・松田 伸一理事長
「組合員のみなさんに(認定を)受けましたよと報告できたことが一番うれしい」

県内初の「マンション管理計画」の認定を受けたのは高知市の「針木ガーデンヒルズ」です。

「マンション管理計画認定」とは築年数の経過により老朽化していくマンションの維持管理を目的におととし、国が設けた制度です。

高知市内にある225棟のマンションのうち20棟は築40年を超えていて高知市も去年12月この認定制度を導入しました。認定を受けるにはマンションが定める管理計画で「長期修繕計画の策定」「修繕積み立て金の徴収」など17の項目全てで一定の基準を満たす必要があります。

認定により住宅金融支援機構から大規模修繕の融資を受ける際、金利が優遇されたり固定資産税が減額されるなど様々なメリットがあります。

針木ガーデンヒルズ管理組合・松田 伸一理事長
「民間ではなく行政の方で優良認定するということに非常に大きなメリットがあるんじゃないかと考えた」

高知市住宅政策課・池添 健太係長
「マンション管理計画認定制度というものを活用いただいて、入居者の皆さんが世代を超えて安心安全に暮らしていくマンションづくりというものをやっていただきたい」

高知市は今後マンション管理組合に向けたセミナーを通じて認定制度を普及させたいとしています。