静岡県側の富士山の入山規制について鈴木知事は、新たな対策の導入に向けて国と協議を行っていく考えを示しました。

富士山の入山規制については、山梨県側では登山道が県有地となっていることからゲートを独自に設置して通行料2千円を徴収しますが、静岡県側は登山道が国有地なこともあり独自の規制はしていません。

27日、県議会でふじのくに県民クラブの四本康久県議から静岡側の今後の対応を問われると、鈴木知事は国有地の借用や国の法律の活用などで規制の導入ができないか国と協議する姿勢を示しました。

鈴木知事「登山規制の導入に向けて、法的根拠となるエコツーリズム推進法の活用や新たな条例制定について国との協議を行ってまいります」

ただ、山梨には登山ルードが1つしかない一方県内には3つのルートがあり登山者が集中しにくいなど、環境が違うとして関係者と丁寧に議論を進めたいとしています。