能登半島地震の発生から2か月、石川県輪島市で起きた大規模火災は電気製品などが出火原因となる「電気火災」の可能性が指摘されています。地震の揺れで物が落下したり倒れたりすることによって電気製品に接触し火災につながるケースも多く注意が必要です。

地震が発生し棚の収納物が落下。

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その後、停電が発生しますが、ブレーカーが入った状態で復旧すると・・・。電気製品に可燃物が接触していたため、発火してしまいます。

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工業製品の品質評価などを行うNITE、製品評価技術基盤機構によりますと、東日本大震災の時に起きた火災では、電気製品などが出火の原因となる「電気火災」が半数以上を占めているということです。

また、消防庁によりますと、能登半島地震により石川県輪島市で発生した大規模火災は、電気に起因した火災の可能性が指摘されています。

こちらの映像、地震の揺れで倒れたロッカーがコードを踏みつけています。

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その後、コードが破損している状況で通電されたため出火しました。

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NITEは地震発生時の電気火災を防ぐために、
・家具の固定
・揺れを感知した時に電気を自動的に止める「感震ブレーカー」の設置
などの対策を呼びかけています。