宮城県の仙台医療圏4病院再編構想を巡り、仙台赤十字病院がある仙台市太白区の八木山地区で住民説明会が開かれ、住民からは県や病院に対する厳しい声が相次ぎました。

住民説明会には近隣住民らおよそ60人が参加しました。
宮城県が進める仙台医療圏の4病院再編構想を巡っては、2023年12月、赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合・移転する基本合意が結ばれました。
八木山地区での説明会は基本合意後は初めてで、住民からは「病院がなくなった後のことを分析していない」など、県や病院に対し厳しい意見が出されました。

参加者
「移転元である八木山地域がどうなるか、この移転によって。そういった分析が全くなされていない」
参加者
「これで地域住民が納得できるはずなんてないじゃないですか」

県は説明会で出された意見について、今後、対応を検討していくと説明しています。