宮城県石巻市の公共工事の入札を巡る官製談合事件を受け、石巻市は25日、管理職以上を対象とした研修会を開き、再発防止の徹底を呼びかけました。

研修会には、石巻市の課長職以上の職員などおよそ60人が参加しました。講師を務めたのは、市の法制企画官で、弁護士資格を持つ鏑木祐人さんです。鏑木さんは、官製談合防止法の概要や他の自治体で起こった談合の事例を紹介し、「当事者意識を持ってほしい」と呼びかけました。

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参加した職員:
「職員が逮捕されることは相当重大な事件。公平公正を認識して保ちながら倫理を持って職務に全うすることが大事」

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石巻市の公共工事の入札を巡る官製談合事件では、地元業者の男に入札情報を漏らした疑いで、10日、市下水道建設課の職員2人が逮捕されています。研修会は、今後、入札業務に携わる一般職員も対象に実施します。