東日本大震災の津波で児童と教職員合わせて84人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校。その卒業生らによって、震災遺構となった校舎の隣に憩いの場をつくるプロジェクトが始まりました。
29日は、大川小学校の隣接地で、拠点となる事務所の開所式があり、プロジェクトの支援者が、活動資金を団体の代表を務める只野哲也さんに寄付しました。
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このプロジェクトは大川小学校の卒業生らでつくる団体が、震災遺構となっている校舎を訪れる人たちの憩いの場にしようと企画しました。
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Team大川 未来を拓くネットワーク 只野哲也代表:
「いろいろな困難を抱えている子どもや若者が来て、エネルギーを回復して『もうちょっと頑張ろう』と羽ばたいていけるような場所になればいいなと思っている」
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事務所の土地は、市と2034年まで賃貸借契約を結んでいます。また、事務所となっている2つのコンテナハウスは、横浜にある建設会社が無償で提供しました。団体では今後、事務所の周辺に飲食ブースやイベントスペースを設置するということです。