宮城県内の一部の小中学校で、給食で牛乳を飲んだ児童・生徒らが腹痛などを訴えた問題で、体調不良は760人あまりにのぼることが分かりました。牛乳を製造した会社では、原因究明を進めています。

この問題は4月25日、給食で東北森永乳業が製造した牛乳を飲んだ仙台市内の小中学校の児童・生徒を始め、県内8つの自治体で体調不良が報告されているものです。

体調不良は仙台市で337人、岩沼市で124人、山元町で99人などで、4月26日の集計から154人増え762人にのぼっています。

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東北森永乳業は、保管しているサンプルなどを調査中で、「現段階で問題は見つかっていない」としています。各自治体は安全が確認されるまで牛乳の提供を停止することにしています。

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東北森永乳業によりますと、問題があったのは学校給食用の牛乳のみだということです。

東北森永乳業の牛乳について、みやぎ生協では、一時、入荷がなくなったものの現在は通常通り販売しています。また、県内のヨークベニマルでは、学校給食用のタンクと同じ工場で作られた牛乳は、販売を中止しています。