仙台うみの杜水族館の生き物たちをシリーズで紹介します。4回目は「アツモリウオ」です。海水魚でカサゴの仲間のアツモリウオは砂の上をゆっくり移動する姿が可愛いと人気です。そして気になる名前の由来とは?

華やかな紅白の体にごつごつとしたよろいのようなひれ。その名も、アツモリウオです。

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日本海側は富山湾から北海道以北にかけて、太平洋側は宮城県から北海道以北にかけ生息しています。水深10メートルから120メートルの砂地や岩礁に生息する海水魚です。体長は15センチほどで頭は小さく鼻のように伸びたものはひげです。泳ぐだけでなく腹びれを器用に使って歩くように移動します。

名前の由来は・・・

このアツモリウオの名前は、平安時代の源平合戦で討ち取られた悲劇の武将・平敦盛から付けられたといわれています。

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一ノ谷の合戦の一幕を描いたものでは、甲冑姿で馬にまたがる平敦盛がアツモリウオと重なります。

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気品と優雅さも感じるカサゴの仲間、アツモリウオ。魚と歴史が繋がるのも生きものの面白さかもしれません。