給食の牛乳を飲んだ一部の児童と生徒が腹痛などを訴えた問題について、業者側の検査で黄色ブドウ球菌などは検出されず原因は依然としてわかっていません。一部の自治体では牛乳の代わりに乳飲料の提供を始めました。

この問題は4月25日、宮城県の仙台市や岩沼市、山元町などの一部の小中学校で、給食の時間に東北森永乳業の牛乳を飲んだ児童と生徒が腹痛や下痢などの症状を訴えたものです。

東北森永乳業が回収した商品を検査した結果、大腸菌群や黄色ブドウ球菌は陰性で、原因は依然としてわかっていません。また、保健所の立ち入り調査でも製造工程について問題点の指摘はなかったということです。

県内の各地自体は、東北森永乳業の牛乳の提供を停止していて、松島町では4月30日から、4つの小中学校で牛乳の代わりに乳飲料の提供を始めています。

tbcのまとめでは、体調不良の児童生徒について、一部の自治体が精査した結果、1日より人数が減り、10の自治体で794人となっています。