ゴールデンウイークを利用し宮城県内の被災地を訪れる人に震災の教訓を伝えようと、気仙沼市の震災遺構・伝承館で3日、高校生が語り部ガイドを行いました。

語り部:
「校舎の壁が大きく三日月形にえぐれているのが分かります」

TBC

震災遺構となった旧気仙沼向洋高校の校舎で語り部ガイドを行ったのは、気仙沼高校と気仙沼向洋高校の生徒18人です。3日は県の内外から訪れた家族連れらに被災当時の校舎の状況や自分たちの体験を伝えました。

語り部:
「担任の先生が目いっぱい手を広げて私たちを守ってくれていたことは今でも鮮明に覚えています」

TBC

語り部を聞いた人:
「(語り部の)その時の体験も生々しく聞かせてもらったし、何よりしっかり伝えてくれている気持ちが伝わった」
語り部をした高校生:
「自分の体験談を自分の言葉で伝えられるのでやりがいを感じるし、伝えるべきだと(語り部を)やるたびに思う」

TBC

高校生らは震災の教訓を伝えるため、これまでも不定期で語り部活動を行ってきました。震災遺構・伝承館には、大型連休が始まった4月27日以降、およそ2500人が訪れているということです。