宮城県石巻市の渡波海水浴場について、市は今シーズンは開設しないことを決めました。去年、海水温が上昇し、死んだ魚が大量に流れ着いた被害が今年も想定され、衛生面などに不安が残るとしています。

石巻湾に面した渡波海水浴場は、市の中心部から最も近い場所にあり、2018年に震災後の営業を再開しました。去年は、およそ3500人が訪れましたが、海水温の上昇により連日、死んだ魚が漂着し、市は1200匹以上を回収していました。

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こうした中、市は今年も猛暑が見込まれ同じ被害が予想されるとして、衛生面や安全面への配慮から今シーズンの休止を決めました。

石巻市民:
「すごく残念」
「(開設によって)宮城を訪れたことがない人たちが足を運ぶきっかけになるので、今年は無理でも来年以降開かれればと思う」

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石巻市内の他の4つの海水浴場にはこうした被害はなく、今年も通常通り開設する予定です。