2005年に宮城県多賀城市の国道で飲酒運転のRV車が高校生の列に突っ込み、18人が死傷した事故から22日で19年です。教諭や在校生が、亡くなった生徒を追悼し飲酒運転根絶への誓いを新たにしました。

22日朝、事故現場を訪れた仙台育英学園高校の郷古武教諭。亡くなった生徒を思い手を合わせました。当時37歳だった郷古教諭は、生徒たちを引率していて事故を目の当たりにしました。

仙台育英学園高校 郷古武教諭:
「ついこの間のことのように思い出されています。長いというか飲酒運転の事故を風化させないよう心がけて生活していたつもり」

仙台育英学園高校 郷古武教諭

2005年5月22日午前4時過ぎ、多賀城市八幡一丁目の国道45号線で、ウォークラリーをしていた生徒の列に飲酒運転のRV車が突っ込み、仙台育英学園高校1年生の3人が死亡、15人が重軽傷を負いました。

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仙台育英学園の多賀城校舎では、中学1年生と高校1年生の生徒合わせておよそ1000人がクラスごとに慰霊碑を訪れました。生徒たちは花を手向け祈りを捧げながら飲酒運転根絶の誓いを新たにしました。

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仙台育英学園高校(3年)大久保ゆり生徒会長:
「事故で亡くなられた3人の冥福をお祈りするとともに、このような悲しい事故を二度と起こさないという約束を3人とする」

仙台育英学園高校(3年)大久保ゆり生徒会長

22日は、事故発生時刻に合わせ警察による検問も行われました。

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県警によりますと、21日現在、県内では飲酒運転による人身事故が16件発生し、前の年に比べ6件増えるなど依然として飲酒運転が後を絶っていません。