全国で相次いだマイナンバーをめぐるトラブルを受けて、宮城県が独自に行った点検で新たに174件のひもづけの誤りがあったことがわかりました。

マイナンバーカードをめぐっては、去年、誤った情報がひも付けられるミスが相次ぎ、国の調査で、県内ではあわせて11件のミスが確認されています。

これを受け、県が独自におよそ42万7000件のマイナンバーに関するデータを点検した結果、新たに174件のひもづけの誤りが明らかになりました。

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最も多かったのは、高校の就学支援金の支給事務に関するミスの84件で、中には本来、支給対象ではない人に支給されていたケースもあったということです。また、身体障害者手帳についても32件の紐づけミスがありました。いずれも、県の担当者が別の人のマイナンバーを入力したり、申請した人が誤った番号を記載したりしたことなどが原因だということです。

県は今後、複数人での確認作業を徹底するととしています。