仙台市立病院の20代の女性管理栄養士がインスタグラム上に担当患者のカルテの写真を載せ、個人情報を流出させていたことが分かりました。仙台市によりますと、2024年4月15日頃、この管理栄養士は業務の参考にするために、担当患者の電子カルテの内容を印刷したものを撮影し、自分のインスタグラムに患者の名前と病名などが残ったまま投稿していたといういうことです。今のところ、情報の流出による被害は確認されていないということです。

病院は、この患者に謝罪しています。病院では、業務以外で患者のカルテを使用する際は上司の許可を得たうえでパスワード付きのUSBに入れることなどをマニュアルで示していて、印刷することは認めていませんでした。仙台市立病院は、院内の全職員に対し、個人情報の管理や取り扱い方について周知徹底を図るとともに、今後、管理栄養士の処分を検討することにしています。