首都圏を中心に人気のスーパーが8月22日仙台駅東口にオープンし連日多くの買い物客が訪れています。「低価格でより良いものを」という運営会社の戦略とは。
JR仙台駅東口と直結するヨドバシ仙台第2ビル3階に8月22日オープンした「ロピア仙台ヨドバシ店」。
ロピアは、豊富な品揃えと高品質かつ低価格を売りに全国展開を進めていて、仙台ヨドバシ店は79店舗目として東北初上陸を果たしました。
客:
「(Q お目当ては?)安いもの!肉!種類が多くて楽しいです」
「野菜と魚、あとお肉を狙ってきました。全体的に値上がりの影響を受けて出費も大きくなるので安いスーパーはありがたい」
店頭には県産の野菜やくだもののほか、店内で調理することで有名なピザなどの惣菜が並び、訪れたひとたちが次々と手に取っていました。
1971年、神奈川県藤沢市で精肉店として創業したロピアは「高品質なものをお得に」提供するためにこんな工夫もしています。
増子華子キャスター:
「もともと精肉店から始まったお店ということもあって、お肉の販売にも力を入れています。このように大きいパックを使用することで包装材使用料を抑え、手に取りやすい価格を実現しています」
天井からは「売れ残るなら最初から安く売るべきだ」というメッセージがつるされていてロピアの熱い思いを感じさせます。
ロピアは地方進出にあたって、テナントとして出店することで、用地を仕入れたり店舗を建設したりする費用を抑え、開店コストを削減し商品価格に還元しているといいます。
OICグループ(ロピア運営会社)浜野仁志管理本部長:
「普段からお買い物をしている人にお得に買い物してもらうことを目的に、過度なセールは行わずに地域最安値ということを目指している。低価格でよりよいものを届けることを目標としている会社」
話題のスーパー出店に、専門家は、ヨドバシ新ビル開業で注目を集める東口をより活性化させると期待します。
七十七リサーチ&コンサルティング 田口庸友首席エコノミスト:
「話題性によって県外から集客が期待できる。交流人口拡大に寄与する。人が来るとそれ以外に消費が増える。人を呼ぶという事がもたらす効果は大きい」
ロピア仙台ヨドバシ店の上陸は、仙台の商圏に地殻変動をもたらすかもしれません。