ブラジルを訪問中の岸田総理は、ルラ大統領と首脳会談を行い、気候変動対策で協力していくことなどで合意しました。

記者
「総理就任後、初めてブラジルを訪問した岸田総理は、ルラ大統領との首脳会談に臨みました」

岸田総理
「今般、ルラ大統領との間の会談をはずみとして、官民で一丸となり、日本とブラジルの2国間関係を一層強化していく決意を新たにいたします」

きのう夜に行われた首脳会談では、日本とブラジルが気候変動対策などに取り組む新たな協力パッケージ、「グリーン・パートナーシップ・イニシアティブ」で合意しました。

具体的には、▼アマゾンの森林保護の基金に日本側が拠出することや、▼農地改良に向けた取り組みなどが盛り込まれたほか、脱炭素社会の実現に向けた連携も確認しました。

今後、これを日本とブラジルの2国間だけにとどまらず、国際的な枠組みとして拡大していくとしています。

岸田総理はきょう、南米で唯一、台湾と外交関係を持つパラグアイを訪問し、去年8月に就任したペニャ大統領と初めて会談を行います。