今日19日も東京や大阪で「黄砂」を観測しています。今夜にかけて黄砂の飛来する所がありますが、次第に薄まるでしょう。明日20日は解消する見込みです。

「黄砂」3日連続で観測 次第に解消へ

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今日19日も東京や大阪で「黄砂」を観測※し、3日連続で「黄砂」が飛来しています。

花粉症や呼吸器の疾患などがあると、黄砂によって症状が悪化する可能性がありますので、引き続きマスクなどで対策をすると安心です。車に黄砂が付着してしまった場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされていますので、洗浄するのが良さそうです。

今夜にかけては、まだ「黄砂」が飛来する所がありますが、次第に薄まってきそうです。明日20日は、解消するでしょう。

※気象庁は2024年3月26日に、札幌・仙台・新潟・名古屋・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇の黄砂の観測を終了しており、現在は東京と大阪のみの観測となっています。

黄砂は3月〜5月の観測が多い

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。

今回の黄砂は次第に解消する見込みですが、春(3〜5月)は黄砂が最も多く観測される時期です。引き続きご注意ください。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。

黄砂の健康への影響を予防するには

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黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。

① 日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
② 黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③ 黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。