2回戦で敗れたナダル
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は第7シードのH・フルカチュ(ポーランド)に1-6, 3-6のストレートで敗れ、2回戦敗退となった。試合後の会見でナダルは「結果を残した選手として記憶されたい」と語った。

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同大会で過去10度の優勝を誇る37歳のナダルは今大会にプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用し出場。1回戦では予選勝者で世界ランク108位のZ・ベルグス(ベルギー)を下し2回戦に進出した。

世界ランク9位のフルカチュとの顔合わせとなった2回戦の第1セット、序盤は一進一退の攻防が続くと最初の2ゲームだけで25分以上が経過し、互いに1ゲームずつキープした。しかしその後、徐々にミスが増え始めたナダルはフルカチュに2度のブレークを許し先行される。

続く第2セット、ナダルはフルカチュにストローク戦で主導権を握られ2度のブレークを奪われると、リターンゲームでは相手のサービスを崩すことができず、1時間33分で力尽きた。

大会の公式YouTubeにはナダルの会見の様子が公開されており「今後、長い年月が経過した後、あなたは世界中の人々に何を覚えていてもらいたいですか」との質問に次のように答えている。

「僕はテニスのキャリアを通じて、いつもとても愛され、支えられていると感じていた。今は例外だろう? おそらく、僕のプレーを見る機会があまりないことを知り始めたとき、彼らは少し感情的になり、テニスの歴史における重要な時代の終わりということで少し悲しくなるのだろう」

「もちろん、僕はここでより多く優勝した選手だ。でも、それだけだろう? テニスプレーヤーとして、僕はただ結果を残した選手として記憶されたいだけなのだと思う。一人の人間としては尊敬の念を持ち、教養があり、良い人間であるというポジティブな模範として記憶されたい」

なお、勝利したフルカチュは3回戦で第25シードのT・M・エチェベリー(アルゼンチン)と対戦する。エチェベリーは2回戦で世界ランク61位のT・セイボスワイルド(ブラジル)を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第2シードのD・メドベージェフ、第4シードのA・ルブレフ、第6シードのS・チチパス(ギリシャ)、第9シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第10シードのH・ルーネ(デンマーク)らが3回戦に駒を進めた。


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